ロバートアルトマン監督の遺作となった「今宵、フィッツジェラルド劇場で」をレンタル。
公開ラジオ番組が今晩で終わる。それでもいつもと変わらぬ「ショー」を繰り広げる出演者達や舞台裏の人々の姿を描いた作品。
次の日には取り壊されるこの劇場の、最後の晴れ舞台。この舞台で歌ってきた出演者達ひとりひとりの「思い」が詰まったショー。でも重さはどこにもない。きっとこの夜のショーも、いつもの楽しいショーと変わらないものだったに違いない。
ひとつの区切りがつく最後の夜に、劇場とともに亡くなるヒトもいる。
出演者の娘は「死」に関する詩に夢中。
区切り、時代の終わり、別れ・・・・
この映画を見終わって、そんな単語が頭に浮かぶ。
でもね、悲しい映画でも切ない映画でもシリアスな映画でもなく、やはり「ショー」なんです。
残された出演者はまた、ショーを続けようと思うんです。
監督からのお別れメッセージなのかな??
何かが始まれば必ず終わりは来るケド、
でもそのときは、上手な引き方をしたい。
不妊治療だっていつかは終わりが来る。
今は、いい結果での幕引きを信じている。
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